こんにちは、kinosatoeです。
私は特別支援学校で働いてきましたが、校種に関わらず学校運営としての業務が存在します。
今日はそれらについて書いてみます。
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学校運営にかかわる業務は「校務分掌」などと言われ、その種類は、校種によって結構違うと思います。
私が勤務する特別支援学校の場合です。
まず、学校全体に関わる分掌は、各学部(小学部・中学部・高等部)にそれぞれ数名ずつ配置されます。
教務部、総務部、情報部など…です。
続いて、「学部内校務」と言って、学部に関わる業務も分担します。
行事担当や、会計、交流…などでしょうか。
自身の分掌に関わる係を担当することも多いです。
さらに、クラス運営としての業務もあります。
毎日の授業の準備や、目標設定と評価、おたよりなど。
これらの業務は、いわゆるデスクワークや会議になるのですが、いつするのかと言いますと。
私の場合は、子どもたちが登校する前と、下校してからです。
子どもたちがいる間は、常に一緒にいますのでそれが仕事です。休憩時間はもちろん、他の業務をする時間はありません。
これは、小中学校や高校と大きく異なる点かもしれません。
小学校でも専科の先生がいたり、中・高は教科ごとに先生がいますよね。
つまり、授業のない時間が存在します。その時間に教材研究や、宿題・テストの準備…その他の業務をするのではないでしょうか。
休憩時間にならないのはどの学校も一緒かもしれませんね…
特別支援学校の本校でも、高等部は担当教科でない時間にデスクワークをしている先生がたまにいます。
さて先ほど「常に子どもと一緒にいる」と書きましたが、文字通り常にです。
例え休み時間でも、職員室に戻ることはありません。(授業の忘れ物をした時くらい)
トイレに行くタイミングを逃すのも日常茶飯事ですね。あるあるです。
…話が逸れました、戻しますね。
登校前に仕事をすると言っても、正確には始業前に、です。
これはどの学校でも多くの先生がされていることだと思います。
ですが、我が子の送り出しもありますので、私の場合は30分程度です。
その日の必要なことを確認したり、ほんの少し作業できるくらいです。
下校後というのは、具体的には15時半頃です。
ここでやっと「休憩時間」があります…が、教室の片付けをして職員室に戻って、ホッと一息ついて同僚と情報交換などをしているうちに終わっているか😅
時間が惜しいので、おやつを食べながら結局仕事をしているか😅
そこで会議がある日には、デスクワークの時間はなくなります。
残業か持ち帰り確定です。
持ち帰ることができる仕事も限られていますので、土日に学校に行くこともあります。
平日の夕方は我が子と過ごす時間にしたいので、持ち帰り仕事は、子どもを寝かしてからしています。
初めてのブログにも書いたように、子どもたちと過ごす時間は常に気を張って、安全確保を大前提にそれぞれに合う支援や指導を行っています。
そして、定時内にはとてもやり終えることのできない業務。
世の先生方は本当にすごいな…と、常々思っています。
私も独身の頃は2.3時間残業が当たり前でした。
校種や地域の風土、時代にもよるかもしれませんが…
特別支援教育に限らずですが、子どもたちのためを思うと、いくらでもやってあげられることがあるのです。
それは「試行錯誤」という意味でもです。
そう思って、時間のある頃は残業していました。
今より要領が悪かったのもあると思います💦
私が特別支援学校教諭を辞めたい理由は、
「特別支援学校」という要素より、
「フルタイム勤務」ということがほとんどのウエイトを占めています。
多すぎる業務や会議。
学校の子どものことも、我が子のことも、十分に見てあげられていないと感じています。
心身ともに疲弊しているのは間違いないのですが、それも
「特別支援学校だから」ではなく、
「今年の体制がキツすぎる」からです。
それらが合わさって、「ワークの比重が大きくてライフが疎かになる辛さ」を痛感したから、もう辞めようと思うようになりました。
ライフワークバランスって、本当に大事だし難しいものですね。
辞めようと心を決めて、こうやって文章にもしてみてずいぶん気持ちが楽になりました。
学校のことは私じゃなくてもできる。
でも、我が子にとっての母親は私しかいないし、私自身が我が子と過ごす時間を大切にしたい。
これが1番の本音です。
お読みいただきありがとうございました(^^)