ことばdiary

特別支援教諭を辞める小1の母

特支教諭をしていて嬉しいこと

こんにちは、kinosatoeです。

 

今日は、働いていて嬉しいこと、正確には「子どもたちの支援をしていて嬉しい瞬間」について、書きたいと思います。

 

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まずは基本中の基本、

【子どもたちの笑顔が見られたとき】ですね。

 

興味関心が狭いお子さんが、楽しい!と感じて笑ってくれたとき。 

教材を工夫したかいがあったなぁ

楽しんでくれてよかったなぁ と感じます。

 

意思表示が多くないお子さんが笑顔を見せてくれたとき。

気持ちが伝わるようで、私も嬉しくなります。

 

褒められて嬉しそうな笑顔が生まれたとき。

"できた!"という喜びが自信になっただろう。些細なことでも、できたことを認められる存在でありたいと感じます。

 

 

続いて、こちらも定番

【成長や変化が見られた時】です。

 

たとえ笑顔でなくても、苦手だったことが少し平気になったとき。

その子にとって苦手なことが減るということは、"生活しやすくなる"ことでもあると思います。

 

個々に応じた教材や課題設定で取り組みますので、適切なものを提供できたと、嬉しくなります。

 

そして成長の過程、頑張っている姿はそれだけでとても尊いものです。応援したくなります。

挑戦していること自体が、成長だと思います。

 

 

他には、

【子どもを見て教員同士で共に喜べたとき】です。

 

先に書いたような、ステキな子どもの姿が見られた瞬間、「今の!見た?!」と、他の先生と同じ気持ちで喜べるときがあります。

喜びが2倍になる、という感じでしょうか。

 

特別支援学校の良いところだと思います。

クラスを複数担任でもちますので、日頃から相談し、共有し、協力して支援にあたります。

 

なので、ちょっとした姿でも「今のすごかったよね〜」「できるようになってきたよね〜」と共感し合えること。

「今の支援よかったよね!私もそうする」と褒めたり真似したりできること。

 

一人ではないという安心感もありますし、チームとして子どもたちを支えているという喜びを感じます。

 

 

書きながら、今日の子どもたちの嬉しそうな表情や、頑張ってる姿、ちょっと悔しそうだったことなど…

思い出されます(^^)

 

 

アンテナを高くして常に子どもたちを注視していますので、小さなことにも気付けるようになっていると感じます。

それは、小さな喜びをたくさん感じられる、ということだと思います。

 

小さな喜びを見落としてしまうほど、毎日バタバタで大変で神経つかって…という現状もあるのですが🥲

まぁそれは別として。

 

特別支援学校で働いていると、子ども一人一人から、毎日たくさんの喜びをもらっています。

一緒に過ごせてありがたいなと、改めて感じます。

お子さんを元気に学校に送り出してくれるご家族あってのことですね。

 

 

今日はポジティブな内容でしたので、改めて言葉にしてみて、明るい気持ちになりました(^^)

お読みいただきありがとうございました。

 

特別支援学校で働くとは

はじめまして、kinosatoeです。

令和5年度末で特別支援学校教諭を辞めたいと思っている、小1の子をもつ母です。

 

さて初めてのブログは、

「特別支援学校で働くとは」

としました。

 

特別支援学校で働く私が思っていることを、言葉にしていきます。

 

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私は小学部に所属しています。

学部にもよるし、子どもたちの実態にもよるし、教員数や活動内容にもよりますが…

 

何に一番神経をすり減らすかと言うと、「安全確保」です。

ちょっとネガティブな要素かもしれないです。

危険の認識が難しいお子さん、身体面の配慮、自傷、他害、誤飲、飛び出しなどでしょうか。

 

そして、それらを「子どもたち自身から周囲に伝えにくい」という点でも、常に教員が目を配る必要があると思っています。

 

子どもたちの特性や好みを把握して、どんな危険が考えられるか?

防ぐために環境は整っているか?

起こりうる可能性が排除できない場合は、即座に動けるか?(起きそうになった瞬間に止める)

 

また、

その危険についてどんな風に伝えるか?

学びや経験のために必要なことではないか?

 

それと、ちょっとした怪我や体調不良など、小さな変化や様子を見落とさないようにも…ですね。

常にアンテナを高くして子どもたちと過ごす毎日です。

 

 

それ自体は特別なことではなく、ある意味当然のこと、必須のことなのですが。

それが大変になるのには、いくつかの条件があります。

 

まずは、担任と児童の人数編成です。

これは本当に大きいです。教員数は県で決められている人数配当ですので、現場の者では何ともならないのです。

 

他には、児童の実態です。

どちらも悪くないけど相性がよくないお子さんがいたり、自傷や他害のあるお子さんがいたりすると、当然「安全確保」の危機意識は強くなります。

 

今年度、私のクラスは6人のお子さんに担任は2人です。プラス、介助員さんなどが1名来てもらえる日が多いです。

学部や実態によって、この数での大変さは全く異なりますが、今年度は様々な面で本当に心がやられています。

 

自傷あり、他害あり、飛び出しあり、異食あり、危機回避の困難もあり…

もう常に360度アンテナを張って、子どもたちの配置(過ごし方)、自分の言動、環境整理に気をつけています。

 

それでも、どうしても防ぎきれないことがあるのです。

大きな怪我ではないけれど、アザや小さな傷を作ってしまったときは、防げなかったというやりきれない気持ちと、子どもたちや保護者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいになります。

 

やりきれない気持ちといえば、安全確保のために十分な指導ができていないと感じる点もあります。

「この人数で安全に活動するためには」という前提で活動内容を考えるので、制限がかかります。

「もう一人大人がいれば、安全にもっと楽しくできるのに」

「もっと丁寧に支援・指導に入りたいのに、マンツーマンでついたら他の子に目を配れない」

 

このやるせなさ、不満足感が、ほとんど毎日なのです。

精一杯頑張っています。

子どもたちの笑顔や頑張り、成長はたくさん見られます。

それを見て、とっても嬉しい気持ちになります。

でも、今年度は

「もっとこうしたいのに…」

「これ以上どうしようもない」

 

と、落ち込んでしまいました。

 

 

仕事に大きなやりがいを感じつつも、達成感や満足感が少ないこと。

そして、常に気を張り続けて過ごすという大変さ。

大好きな仕事なはずなのに、少しずつ心が疲れていきました。

 

 

今日は、この辺でいったん終わります。

先生という仕事は、大きく分けて、子どもたちの指導・支援と、学校運営の業務があります。

 

なので次は、学校運営についてか…

特支教諭として楽しいこと・やりがいについてか…

ライフワークバランスについてか…

 

少しずつ書いていきたいと思います。

言葉にするという作業は、頭と心の整理になりますね(^^)

お読みいただきありがとうございました。